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石巻商高生、「笹かまパン」考案 地元企業と連携、3種類開発 11、12日に販売

笹かまを生かして開発したパンを持つ生徒たち

 石巻商高3年生5人が授業の一環で、女川町浦宿浜の笹かまぼこ製造「高政」、石巻市立町2丁目のパン店「萬楽堂」と連携して笹かまを使ったパンを開発した。販売に活用する商品のロゴとイメージキャラクターも生徒たちが考案した。11日から開催される「石商マーケット」で販売する。

 開発したパンは3種類。笹かまを生地で包んで焼き上げたり、揚げた笹かまをパンで挟んだりした。味もチーズ、カレー、お好み焼き風と特徴を出し、食欲をそそる仕上がりにした。

 販売に向けた関係者の打ち合わせが3日にあり、生徒たちが考案したデザインを披露した。ロゴは笹かまと3種類それぞれの味をイメージ。キャラクターは犬をモチーフにし、笹かまや魚といった石巻の名産品も取り入れた。

 高橋正人さん(17)は「マーケットには県外からも人が来る。石巻のかまぼこを知ってもらうきっかけにしたい」と語った。キャラクターをデザインした松山日向(ひゅうが)さん(18)は「大人から子どもまでが受け入れやすい柔らかいデザインを心掛けた」と話した。

 萬楽堂の高橋美江社長(35)は「生徒たちは芯のある考え方を持っていた。考えたデザインをどう活用するかが販売促進につながる」と語った。

 石商マーケットは全国の専門校で開発した菓子類や加工品などを仕入れて販売するイベント。11、12の両日、同市あけぼの1丁目のイトーヨーカドー石巻あけぼの店で開かれる。パンは1個250円で販売する。

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