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跳んで、登って…パルクールの魅力に触れる 幼児から中学まで30人が体験 石巻

ステージからマットに跳ぶ参加者

 跳んだり登ったりして障害物を乗り越えるニュースポーツ「パルクール」の体験会が9日、石巻市総合体育館で開かれた。市スポーツ協会が主催し、県内の幼児から中学生約30人が競技の魅力に触れた。

 競技の普及に取り組む会社を運営する石沢憲哉さん(36)=仙台市=が講師を務め、パルクールの魅力を紹介。「触りたい、登りたいといった好奇心を抱くことが大切。障害物を越えるための想像力も磨かれる。受け身にならず挑戦を続けてほしい」と呼びかけた。

 体育館にコースを設置。参加者は跳び箱の上に手を突きながら脚の力で飛び越えたり、ステージから下に敷いてあるマットに助走をつけて跳んだりして周回した。パイプの上でバランスを取りながら石沢さんとじゃんけんもした。

 石巻市蛇田小2年の木村奏太君(7)は「かっこよく見えるジャンプの仕方などを教わった。小さい跳び箱を越えられたのがうれしかった」と喜んだ。

 パルクールは20世紀にフランスで誕生した。走る、跳ぶ、登るといった移動動作で心身を鍛える。大会ではタイムや演技の芸術性を競う。

 2018年には富谷市で全国大会が開かれ、昨年10月には東京で世界選手権もあった。五輪での実施が検討されるなど注目され、近年競技者を増やしている。

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