県議選きょう告示 石巻・牡鹿区、6氏予定 東松島区、現職のみ
任期満了に伴う県議選(22日投開票)は13日告示される。石巻・牡鹿選挙区(定数4)=石巻市・女川町=に立候補を予定しているのは現職4人、新人2人。各陣営とも事務所前などで第一声を上げ、人口減少対策や地域経済の立て直しなどを訴える。東松島選挙区(定数1)=東松島市=は現職以外に動きはなく、無投票が確実視される。
◇県議選立候補予定者
▽石巻・牡鹿(4―6)
佐々木喜蔵 74 党県役員 自現(6)(公推)
坂下 賢 61 党県副代表 立現(6)
三浦 一敏 73 党県議団長 共現(3)
本木 忠一 66 会社役員 無現(5)
佐藤 雄一 44 元石巻市議 維新
橋浦 清紀 59 元高校教諭 無新
▽東松島(1―1)
高橋 宗也 61 党県副幹事長 自現(2)(公推)
石巻・牡鹿選挙区の立候補予定者は、いずれも現職で、自民党の佐々木喜蔵氏(74)、立憲民主党の坂下賢氏(61)、共産党の三浦一敏氏(73)、無所属の本木忠一氏(66)と、ともに新人で日本維新の会の佐藤雄一氏(44)、無所属の橋浦清紀氏(59)。前々回2015年以来8年ぶりの選挙戦を繰り広げる。
「安心安全な暮らしの実現」をスローガンに掲げる佐々木氏は、再生可能エネルギーの活用推進や子育て支援の充実を訴える。午前10時に石巻市穀町の大もり屋前で出陣式を行い、旧石巻市内を巡る。
坂下氏は人口減少解消に向けた施策やあらゆる災害への対策徹底を掲げ「安心して暮らせるみやぎ」の実現に意欲を燃やす。午前9時に同市相野谷の事務所で出陣式を行い、遊説をスタートする。
三浦氏は村井県政を「強引」と批判し、学校給食費無償化や農林水産業者への支援拡充を図る。午前9時に同市中里3丁目の事務所前で第一声。蛇田地区や出身地の桃生地区などで街頭演説を予定する。
前々回トップ当選の本木氏は「古里再生」を掲げ、疲弊する地方の活性化や少子化対策などを訴える。同市大街道東4丁目の事務所で午前8時半から出陣式に臨んだ後、河北・雄勝両地区、女川町などを回る。
佐藤氏は維新の「身を切る改革」を推進し学校給食費や医療費の無償化を目指す。出陣式は党の応援議員の到着に合わせ午後4時から同市北村の箱清水自治会館で行う。日中は河南、桃生両地区を遊説する。
教員経験を基に教育改革や1次産業の後継者育成、生活支援の充実などを訴える橋浦氏は、同市須江の事務所で午前8時半に出陣式を実施。地元の河南地区を中心に選挙カーで支持を呼びかける。
東松島選挙区は自民党現職の高橋宗也氏(61)が3選を目指し、人口減少対策など幅広く政策を訴える。午前8時半に東松島市小松の事務所で出陣式を開き、あおい地区で第一声。選挙カーで市全域を遊説する。
12日現在の有権者は石巻・牡鹿選挙区が12万2236人(石巻市11万7172人、女川町5064人)、東松島選挙区は3万2882人。
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