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防災林再生へ除草励む みどりの少年団、東松島で県大会 市内児童ら180人参加

記念育樹として行われたニセアカシアの伐採作業

 第48回県みどりの少年団大会(県みどりの少年団連盟主催)が9月30日、東松島市の大曲海岸であった。県内15少年団の子どもたちや関係者らが東日本大震災で失われた海岸防災林の再生に向け、これまで植えられたクロマツ周辺の草取りなどに取り組んだ。

 少年団を結成する市内の宮野森、大曲、大塩、鳴瀬桜華の4小学校などから約180人が参加。NPO法人県森林インストラクター協会の指導を受け、クロマツ周辺の除草や施肥作業、自然観察を実施した。

 2025年に県内で初めて開かれる第48回全国育樹祭のプレイベントでは、記念育樹として東松島市の渥美巌市長や各少年団の代表者ら21人が、クロマツの生育を阻害するニセアカシアを一斉に伐採した。

 参加した宮野森小3年の高橋志乃さん(8)は「初めて鎌を使ったけどたくさん草取りできた。大きな木は松ぼっくりが茶色いので、小さい木の松ぼっくりが緑色から茶色になるぐらい大きく育ってほしい」と話した。

 大曲市民センターに会場を移して式典や交流会も行われた。

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