(714)語りをるらし柘榴(ざくろ)の樹下の祖父と父/小林貴子(1959年~)
作者が見ている「柘榴の樹下」には誰がいるのか、三つの読みが考えられる。祖父と父が、語るともなく何か言葉を交わしている。または祖父は既に亡くなっており、父が幻の祖父と語り合っている。祖父と父の両者が亡くなっていて、作者は生前の親子を思い起こすように、彼らの対話を幻視している。生前父と子で交わした言葉…
関連リンク
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