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死亡労災、今年すでに6件 石巻で産業安全衛生大会 健全な職場づくりを

講演などで健全な職場づくりに理解を深めた大会

 全国労働衛生週間(1~7日)に合わせ、石巻地方の建設、運輸業の団体などは6日、石巻地区産業安全衛生大会を県石巻合同庁舎で開いた。関係者約100人が参加し、健全な職場づくりへの意識を高めた。

 宮城労働基準協会石巻支部、県建設業協会石巻支部、県トラック協会石巻支部が主催。同基準協会石巻支部の山本一泰支部長はあいさつで、管内で昨年2件だった死亡労災が今年既に6件発生していることについて「憂慮すべき状況になっている」と安全管理の再確認を求めた。

 東北リコーやベガルタ仙台の社長を務めた白幡洋一氏が講演。さまざまな働き方を取り入れる先進企業の事例を紹介しながら、従業員との信頼関係を強める会社経営について説明した。

 白幡氏は「人生100年時代」の仕事や生活への価値観の変化を踏まえ「従業員の健康寿命を延伸させるような経営を実践しない企業には、在職者も求職者も魅力を感じなくなるだろう」と語った。

 大会では同協会石巻支部長賞として、団体の部で電工センター(石巻市新館1丁目)、個人の部で同協会講師の菅野孝一郎さんを表彰した。

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