(717)山中に貝の化石やいわし雲/太田土男(1937年~)
子どもの頃に化石を掘ってみたいと、川の段丘を探検したことがある。何も出てこなかったが、不思議な形の石や陶片にわくわくしたものだ。その頃いわき市の地層から、高校生が恐竜の化石のようなものを発見したとの記事が出た。後に「フタバスズキリュウ」と呼ばれる首長竜である。発見者は幼少から化石探しをしていたとい…
関連リンク
- ・(716)宵闇や手を泳がせて子が走り/山西雅子(1960年~)
- ・(715)赤い月にんげんしろき足そらす/富澤赤黄男(1902~1962年)
- ・(714)語りをるらし柘榴(ざくろ)の樹下の祖父と父/小林貴子(1959年~)
- ・(713)わたくしが昏(く)れてしまへば曼珠沙華/柿本多映(1928年~)
- ・(712)鹿のなくさよならを言えない夜に/榎本佳歩(2005年~)