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(719)誰からもいま構われず 芒原/伊丹三樹彦(1920~2019年)

 抽象的な描写と季語の取り合わせです。「誰からもいま構われず」は具体的な状況を表していません。教室にいながら誰とも話さない私、兄弟や家族といてふと無視される瞬間、入院中の孤独、雑踏の中の迷子のような気持ち。私の経験から思いつくまま書きましたが、どれも当てはまりますし、読む方それぞれ思うものがあるでし…

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 「秀句の泉」は、俳句の魅力を伝えます。執筆は俳人の永瀬十悟さん(福島県須賀川市)、浅川芳直さん(宮城県名取市)、及川真梨子さん(岩手県奥州市)の3人。古典的な名句から現代俳句まで幅広く取り上げ、句の鑑賞や季語について解説します。

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