県議選の関心高めよう 石巻高新聞部が特集号制作 きょう全生徒に配布予定
石巻高の新聞部(部員43人)が県議選石巻・牡鹿選挙区(定数4)=石巻市・女川町=の全候補者6人を取材し、一人ひとりを紹介する特集記事を制作している。身近な選挙への生徒の関心を高め、若者の投票率向上に貢献しようとの狙い。19日、A3判3枚の学校新聞特集号を全生徒に配布する予定。
新聞部員たちは候補者や選挙に関する法律など、下調べを徹底。1候補者につき2、3人が告示前、候補者に事務所で直接会って取材した。選挙での訴えに加え、候補者の人柄を重視し、趣味やどのような学生だったかなどを質問した。
取材した2年の遠藤旭哉(てるや)さん(17)は「政治家に対して気むずかしい印象を持っていたが、優しく話してくれた。候補者の考えを聞くことで、情熱を持っている人なんだと感じた」と印象の変化を話した。
取材のきっかけは、生徒会長も務める2年の馬場珀虎(はくと)部長(17)の若者の投票率を上げるべきだという意見。2016年から18歳以上にも選挙権が与えられ、高校生であっても投票の機会が得られる。生徒にとって身近な「学校の新聞」を使って選挙の情報発信をすることで、生徒に関心を持ってもらいたいという。
馬場部長は「若者が投票しないと若者向けの政策も生まれない。自分たちが政治を変える意識を持って投票しないと政治は変わらない」と語った。
新聞部は年2回新聞を発行、行事などに応じて特集号を出している。選挙特集はA3判用紙3枚分で、1枚に候補者2人ずつ記載する。19日に校内のレターボックスで配布される予定。
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