(720)鈍行てふ時間授かり豊の秋/大石誠(1937年~)
企業人として忙しく働いていた作者は、退職を機に俳句を始めた。「足元に咲く小さな花にも鳥にも、見上げる空の移ろいにも感動を覚えました」と句集あとがきにある。俳句を詠もうとすることによって、今まで気に留めなかったものが呼び覚まされ、心に響いてくるのだろう。現役のときは時間に追われて上の空だったが、今は…
関連リンク
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