石巻川開き祭り 花火、来夏も開北橋で 8月2~4日、前夜祭含め3日間 実行委
石巻川開き祭りの実行委員会は20日、通常総会を石巻市中央2丁目の石巻商工会議所で開き、来年の祭りを今夏と同様、8月の第1土日と前夜祭の3日間の日程で開催することを決めた。花火大会の会場も開北橋下流を続ける。100回の節目で3日間とした今年は祭りが盛り上がり、日程的にも運営しやすかったことから判断した。
101回目となる来夏の祭りは8月2~4日に開く。2日は前夜祭で供養花火や祭典行事を実施し、呼び物の花火大会は3日に開催する予定。
通常総会には会員ら約60人が出席した。実行委本部会議が3日間の日程と、開北橋下流での花火大会を提案し、賛成多数で承認された。花火については会場から遠い中心市街地の経済効果を考慮し、慎重な検討を求める意見も上がった。
実行委会長の青木八州石巻商議所会頭は、今夏の花火を「尺玉も打ち上げられ、素晴らしい大会だった」と総括。中心市街地のにぎわい維持にも触れ「日時と場所を決め、来年に向けて早く動き出したい」と語った。
総会では実行委各部が報告した今夏の反省点や要望などを共有。交通渋滞や運営の人員不足、熱中症対策などの改善点を来年の祭りに向けて協議していく。
100回目だった今年は8月4~6日、東日本大震災後では初めて3日間開催。花火会場も震災前の開北橋下流に戻して約1万6000発を打ち上げ、東北有数の規模を復活させた。節目の記念事業も多彩に展開し、3日間の人出は震災後最多の27万6000人、花火大会は15万人だった。
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