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鯨文化、学芸員が解説 ホエールタウンおしか4周年祭 餅まきでお祝い

クジラの生態や捕鯨文化について学んだ解説ツアー(鮎川まちづくり協会提供)
ミツロウでキャンドル作りなどを楽しむ親子

 石巻市鮎川浜の牡鹿半島観光拠点施設「ホエールタウンおしか」で開業4周年祭が開かれ、さまざまなイベントで観光客らを楽しませた。

 今年は新型コロナウイルスの流行が収まりつつあることから、祭りの規模を拡大。学芸員によるクジラ解説ツアーやクジラクイズ、ミツロウを使ったキャンドル作りなどがあった。

 昨年1日だけの開催だった展示捕鯨船「第16利丸」の船上からの餅まきも毎日実施。感謝の気持ちを込め、3日間で約3000個の餅を振る舞った。

 観光物産交流施設「Cottu(こっつ)」では数量限定でホタテ焼きや鯨のさんが焼などが販売され、観光客らが舌鼓を打った。家族と旅行で訪れた秋田市の会社員相馬雄太さん(34)は「金華山に行ってきた。ホタテがおいしく、今度は鯨も食べてみたい」と笑顔で話した。

 祭りは7日から3日間開かれた。一般社団法人鮎川まちづくり協会の斎藤富嗣会長(63)は「コロナも収まりかけ、やっと門が開けた。お客さんに少しでも感謝の気持ちを伝えられればいい。浜ならではのイベントを開催していきたい」と話した。

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