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下水道処理の仕組み知ろう 石巻でPRイベント、4年ぶり 「施設に親しんで」

職員ら(左)が下水処理の仕組みを説明した施設見学会

 「流域下水道まつり」が石巻市蛇田の石巻浄化センターであった。市民に下水道や下水処理施設について広く知ってもらおうと、県と施設指定管理者のアイ・ケー・エス(石巻市)が主催した。

 施設見学会のほか強力吸引車といった特殊車両の展示、ダンスやマジックショーのステージなどもあり、多くの親子連れらでにぎわった。県が発行する3種類のマンホールカードが先着1000人に配布された。

 見学会では施設内を20分ほどかけて回り、下水処理の仕組みや流れを学んだ。職員が「微生物が水の汚れを食べてきれいにしている」と子どもにも分かりやすく説明し、参加者は処理段階ごとの汚水の色やにおいを確かめていた。

 家族と参加した同市住吉小1年の山口葵生さん(7)は「汚れた水をここできれいにしてくれているのが分かった」と話した。

 祭りは7日に開かれた。新型コロナウイルス感染拡大の影響で中止が続き、開催は4年ぶり。高橋歩実行委員長(32)は「楽しみながら下水道について学び、施設に親しんでもらえればうれしい」と語った。

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