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(722)夜の新茶一人の刻をいとほしむ/竹内葉子(1931年~)

 新茶は初夏の頃、最初に摘んだ葉で作ったお茶のことです。ふくよかな味わいと爽やかな若葉の香りが素敵(すてき)です。お茶を飲む以外は何もしない時間、大切に過ごす一人の夜は豊かで充実しています。私はゆっくりした時間を持つことが苦手で、優雅なひとときを持てる人は一つ才能があるのだと思っていました。年を取っ…

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秀句の泉

 「秀句の泉」は、俳句の魅力を伝えます。執筆は俳人の永瀬十悟さん(福島県須賀川市)、浅川芳直さん(宮城県名取市)、及川真梨子さん(岩手県奥州市)の3人。古典的な名句から現代俳句まで幅広く取り上げ、句の鑑賞や季語について解説します。

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