実名公表の男性「やっとたどり着いた」 強制不妊仙台高裁判決
「新たな救済の道が広がった」。旧優生保護法下の強制不妊手術を巡る国家賠償訴訟の控訴審判決で、仙台高裁は、20年が経過すれば賠償請求権が消滅すると主張し続ける国の姿勢を「権利の乱用」と厳しく指摘した。被害者の苦難に寄り添った画期的な判決が得られ、関係者は深い感慨に浸った。
「(国の)控訴を棄却する」…
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