カナディアンペア永沼選手、アジア大会準優勝 日本勢過去最高 石巻市長に報告
中国杭州市で開かれた「第19回アジア競技大会」のカヌー・スプリントの男子カナディアンペア500メートルで、石巻市大森出身の永沼崚選手(29)が、同競技では日本勢過去最高の準優勝を果たした。アジア競技大会は9月23日から10月8日にあった。
永沼選手は石巻商高カヌー部OB。ナショナルチームメンバーとして、石川県小松市を拠点に2024年開催のパリ五輪出場を目指しトレーニングに励んでいる。
23日には同校カヌー部顧問の佐藤幸也教諭らと石巻市役所を訪れ、斎藤正美市長に大会結果を報告した。
斎藤市長は「永沼選手は目標に向かって努力できる人で、地元の誇り。ベストのコンディションを保ってパリ五輪を目指してほしい」と激励した。
永沼選手は来年4月、東京都で開かれるパリ五輪予選会のカヌースプリントアジア大陸予選会にペアで出場を予定している。優勝者が五輪への出場権を得る。
「今大会に出場していたのは五輪予選に出てくるような選手たちだったので、次につながるような結果を出せた」と振り返る。1位とは0.2秒差でのゴールだった。
「1秒、2秒を残り半年で上げていかなければならない。レースの中間でタイムが落ちないよう技術を磨き、強みのラストスパートにつなげていきたい」と意気込む。「地元で期待や応援をいただけることが励みになる。より良い成果をまた報告できたら」
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