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男女共同参画、市政理解促進へ 東松島市が「女性模擬議会」 市長ら答弁

女性たちが東松島市政に関して一般質問を行い、渥美市長らが答弁した模擬議会

 東松島市は14日、市政の仕組みや議会活動への理解促進や、男女共同参画の推進につなげようと「女性模擬議会」を初めて開いた。模擬議員には、商工会青年部、農政審議会の委員、スポーツ推進員、自治会役員などを務める8人の女性が選ばれた。

 議会は市役所の本会議場で実施し、渥美巌市長や志小田美弘教育長、部長・課長級の職員計12人が参加し、一般質問に答弁した。議長は市男女共同参画審議会会長で、宮城学院女子大の宮原育子教授が務めた。

 農林水産業の活性化、滝山公園の整備などに関する質問が8件あり、模擬議員は他市町村の事例を上げながら答弁を求めた。

 子育て支援策の拡充については「子育て支援センターの土日開館や、育児休暇中、育児で仕事を離れた人向けのスキルアップ講座など、安心して子育てできる拠点とするための具体策を伺いたい」と質問があった。

 渥美市長は「月1回の土曜開館は平日に比べて利用者が多く、毎週開館に向けて前向きに検討する。子育てに関する講座は実施しているが、ライフスタイルに合わせた情報発信に努めたい」と回答した。

 宮原教授は「普段の仕事や生活の中での課題だけでなく、解決策も合わせて提案いただいた。自分事として考えてくださったことを心強く感じる」と講評した。

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