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本の魅力、多彩に発信 東松島図書館まつり 古本提供復活、好評

ミニミニブックフェアで読みたい本を探す来場者

 東松島市図書館で22日、第26回図書館まつりが開かれた。新型コロナウイルス流行の影響で3年間中止していたブックフェアを小規模で再開。職員手作りのミニチュアなどが飾られた「本の商店街」、図書館ボランティア「おはなしのはなたば」による特別おはなし会などさまざまなイベントが行われ、幅広い年代の来場者が楽しんだ。

 図書館に置かなくなった本を無償提供するブックフェアは「ミニミニブックフェア」として復活。館内の一室を使い、事前に配布した整理券を用いて来場者を迎えた。午前と午後で一般と児童に分け、時間や持ち帰る冊数に制限を設定。来場者は限られた時間の中で自分の読みたい本を見つけ、持参した袋などに入れた。

 奥松島縄文村歴史資料館による「勾玉(まがたま)づくり」「火おこし」などの体験会もあった。

 東松島市あおいから家族で訪れた主婦の佐々木瑞希さん(32)は「祭りに来たのは初めて。貸し出しだけの日とは雰囲気が違って、子どもも楽しそう」と話した。

 冨士原郁子館長は「今回は職員手作りの展示がメイン。ブックフェアは制限付きだが再開できてよかった。もっと図書館に来て本に触れてもらえれば」と語った。

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