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いしのまき政策コンテスト 最優秀に石巻専大チーム 廃校舎、創作活動に活用

高校生や大学生が「住みたいまち」をテーマに政策を発表したコンテスト

 石巻地方に暮らす若者が石巻市に政策アイデアを提言する「いしのまき政策コンテスト」の決勝大会が10月29日、市かわまち交流センターであった。廃校舎をアーティストの創作活動などに活用する石巻専修大の学生の提案が最優秀賞に輝いた。

 市と一般社団法人石巻青年会議所でつくる実行委員会が主催。石巻商高1チームと石巻専修大4チームの計5チーム、23人が参加し「10年後に住みたい石巻」をテーマに発表した。工藤均副市長や市職員、市内の経営者ら計5人が審査員を務めた。

 最優秀賞に選ばれたのは同大経営学部3年生4人のチーム「SK3」で、メンバーは木村隼さん(21)、神山海さん(21)、工藤秀汰郎さん(21)、首藤快さん(20)。今後も学校の再編や統廃合で廃校が増えると見越し、校舎をアーティストの活動の場として提供しようと考案した。

 地元や外部のアーティストを招いてイベントを開催するほか、地域の高齢者も足を運びやすくして生涯学習にも活用する。アマチュア作家を対象にした「文化祭」を企画し、発表の場の創出、作家の知名度向上にもつなげる。

 木村さんは「石ノ森章太郎らが暮らしたトキワ荘のようなイメージ。石巻が漫画やアートの聖地になれば」と期待した。

 優秀賞には同大経営学部1~4年生のチーム「いしのまき くらし隊」が選ばれた。企業誘致による産業の多様化や市の公式LINE(ライン)を活用した防災対策を提案した。

 コンテストの開催は新型コロナウイルスの感染拡大の影響で4年ぶりだった。

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