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温暖化や森の保全、見て感じて学んで 石巻市が環境フェア

ドングリや栗などに実際に触れ、森の自然を体感する子どもたち

 石巻市は3日、環境問題に関する展示を見たり体験したりする「環境フェア2023-森と共に歩む 豊かな未来へ」を同市開成の市複合文化施設(マルホンまきあーとテラス)で開いた。

 地球温暖化や省エネルギーなど身近な環境問題に目を向けてもらおうと、企業や団体が施設内外に約20ブースを設置した。

 市環境保全リーダーは森の木の実を触ってもらうコーナーを設けたほか、ウミガメとマイクロプラスチックごみを題材にした紙芝居の朗読会などを開いた。環境保全リーダーの小野真理さん(65)は「森の自然に触れることですてきな場所があると知ってもらい、自然を守りたいという気持ちを育ててほしい」と話した。

 雑紙の分別体験コーナーや国連の持続可能な開発目標(SDGs)を簡単なボードゲームで学べるブースなどもあり、来場者が体験しながら環境への関心を高めた。市内に生息する野生動物の生態や共生についての講演とパネルディスカッションもあった。

 家族で訪れた同市渡波の40代主婦は「子どもと一緒に学ぶことができて勉強になる」と話した。同市のごみの分別回収に対しては「家庭ごみはプラごみが多い。分けて出せたほうがいいと思う」と関心を寄せた。

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