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頑張った! 図書館利用1年で200冊以上、28人に「多読賞」 女川町教委

表彰式に出席した多読賞の受賞者ら

 女川町教委は3日、図書室から多くの本を借りた利用者をたたえる「多読賞」と、オリジナルの絵本を作って読書により親しんでもらう「手作り絵本コンクール」の表彰式を町生涯学習センターで開いた。

 多読賞は昨年10月1日から今年9月30日までの1年間、センター内の「女川つながる図書館」や、町を巡回する移動図書館で200冊以上借りた人が対象。幼児、小中高校生、一般の3部門で計28人が受賞した。

 東松島市矢本西小1年の浅野結羽さん(7)は「表彰されてどきどきした。本を読むのが好きなので、また200冊以上読みたい」と話した。受賞者に表彰状を手渡した平塚隆教育長は「200冊借りるのは大変なこと。これからもいろいろな本と出合ってほしい」と呼びかけた。

 手作り絵本コンクールのテーマは自由で、色とりどりの紙を使ったり飛び出す仕掛けを施したりと、工夫を凝らした作品が寄せられた。個人の部は応募19点中8点、ファミリーの部は4点中2点が入賞した。

 個人の部で選ばれた女川中2年の高橋莉生さん(14)は「大切なもの」というタイトルで制作。主人公が自分にとって何が大切かを考えるストーリーで、一部のページは飛び出す仕様にした。「初めて絵本を作った。できることを生かしてどんな物語を作ろうかと考えるところからすごく楽しかった。次はまた違う物語を作りたい」と語った。

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