園児、法被姿で「火の用心」 拍子木鳴らしPR 石巻・湊こども園
秋の火災予防運動が9~15日に展開される。「火を消して 不安を消して つなぐ未来」を統一標語に掲げ、住宅防火や乾燥、強風時の火災対策の推進を図る。運動を前に石巻市湊こども園(園児60人)は7日、園児たちが人形劇で火災予防の大切さを学び、拍子木を鳴らして火の用心を呼びかけた。
悪天候で園周辺での防火パレードを中止。3歳から5歳の園児45人を対象に職員が人形劇を披露した。火災発生時に取るべき行動を問いかけながら「火事が起きたら大人に知らせる」「ストーブのあるところで走らない」などを確認した。
法被に身を包んだ4、5歳の園児約20人は、石巻東消防署員らと一緒に拍子木を打ち「火の用心 家族みんなで気を付けよう」と息の合った呼びかけをした。園児たちには同署からお絵かき帳が贈られた。
佐藤智咲(ちえみ)ちゃん(6)は「拍子木をたたくのが楽しかった。ストーブの周りでは走らないことを守りたい」と話した。
秋の運動は空気が乾燥しやすい時季に当たり、火災予防を推進する。石巻地区消防本部は「住宅防火 いのちを守る10のポイント」を啓発し、防火対策を呼びかける。
石巻地方では期間中、石巻市の石巻カトリック幼稚園や女川町幼年消防クラブの防火パレード、小学校、高校での避難訓練などが予定されている。
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