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色彩模様いしのまき <白> 海に羽ばたく街の象徴 女川駅の屋根(女川町)

真っ白な屋根が海に向かって羽ばたくウミネコのように見える。周囲には離島・出島と本土を結ぶ架橋工事に使われたクレーンの姿も

 曲線を描く真っ白な屋根が、海に向かって飛び立つ鳥のように見える。東日本大震災で被災したJR女川駅と併設の町営温泉施設「女川温泉ゆぽっぽ」は、約200メートル内陸に移り新築された。

 世界的な建築家坂茂氏の設計。屋根は羽ばたくウミネコをイメージしたという。施設には駅窓口などの駅舎機能と温泉施設の浴室や休憩所などが入り、3階の展望デッキからは女川湾や中心市街地を見渡せる。

 復興「まちびらき」の第1段階として2015年3月に開業した。その後は駅前のテナント型商店街がオープンし、周囲では住宅再建も進んだ。復興のシンボルとなった施設は、新たな街の顔として町民や来訪者に親しまれている。

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