滑走路を自転車で　松島基地ランウェイライド　180人疾走、心地よい風楽しむ

　航空自衛隊松島基地（東松島市）の滑走路を自転車で走る「松島基地ランウェイライド２０２３」（東松島市、一般社団法人石巻圏観光推進機構主催）が１８日にあり、県内を中心に東北や首都圏から集まった約１８０人が特別開放された基地内の走行を楽しんだ。

　参加者は曲技飛行チーム「ブルーインパルス」の機体を納める格納庫前をスタート。ブルーインパルスを模したバイクチーム「ブルーインパルスジュニア」の先導で約５．８キロをグループ走行し、その後は滑走路を自由に走った。

　長男の修士君（１１）と参加した一関市の会社員高円信也さん（４９）は「東松島市に何度も来ているが、基地の中に入るのは初めて。貴重な体験ができた」と喜んだ。石巻市湊小３年の熱田寿人君（９）は「滑走路は広くて走りやすい。風も気持ち良かった」と満足げだった。

　ランウェイライドは自転車観光の魅力や基地の役割などを多くの人に知ってもらうのが狙い。東松島市と観光推進機構が２０１９年に始め、今回が５回目。ブルーインパルスジュニアの展示走行披露や格納庫内の見学などもあった。