防犯意識高める 東松島・鳴瀬郵便局で強盗模擬訓練 石巻署と協力
東松島市と石巻市河南地区の郵便局10局で組織する日本郵便県東部地区連絡会桃生部会は14日、石巻署と協力し、強盗模擬訓練を東松島市小野の鳴瀬郵便局で実施した。局員が非常時の一連の動作を確認し、防犯意識を高めた。
鳴瀬郵便局をはじめ各郵便局の局員ら約25人が参加した。
石巻署生活安全課の署員が犯人役に扮(ふん)し、刃物を片手に金品を要求。局長は警察と警備会社に直通する通報ボタンを押し、警察に犯人の要求などを伝えた。窓口の局員が模擬紙幣をかばんに詰めると犯人役は逃走。局員は服装や身長など特徴をメモした。
犯人役と応対した鳴瀬郵便局員の安倍義貴さん(40)は「実際は突然発生するので冷静に判断できるか難しい。強盗が来たらまず最初に何をするかを普段から考え、思い描けるようにしたい」と振り返った。
生活安全課の担当者は「通報は早かったが、(犯人役の逃走が早かったため)警察官の到着が間に合わない。相手を刺激しない程度に時間稼ぎをしてほしい」と講評した。
同署によると、郵便局を狙った強盗事件は昨年、全国で10件発生した。今年10月31日には埼玉県蕨市の郵便局で立てこもり事件が起きた。
石巻署との連携による強盗模擬訓練は今月21日、石巻市の石巻水明郵便局でも実施される予定。
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