人権尊重、呼びかける 渡波中生が一日擁護委員 石巻
仙台法務局石巻支局と石巻人権擁護委員協議会は20日、石巻市渡波中(生徒296人)の生徒会2人と、斎藤正美市長に一日人権擁護委員を委嘱した。人権尊重思想の普及と意識高揚を目指す「第75回人権週間」(12月4~10日)の一環。
委嘱状交付式が同校体育館であり、いずれも生徒会の2年白出結愛会長(14)と1年佐々木俐旺(りおう)副会長(13)、斎藤市長代理の渡辺伸彦副市長に、同支局の佐々木賢一支局長から委嘱状が手渡された。同協議会の馬場務会長からは人権擁護委員のたすきがかけられた。
白出会長は「自由とわがままを履き違えて、他人の権利を侵害することのない学校をつくっていきたい」と抱負を述べた。佐々木副会長は「任命されたことを機に、自分には何ができるかを常に考え、それを行動に移していけるように心がけて生活していきたい」と決意を示した。
佐々木支局長による人権教室や、第42回全国中学校人権作文コンテスト石巻地区大会で優秀賞を受賞した、3年の曳地緩南さん(14)の作品「ルールの中で自分らしく生きるには」の朗読もあった。
28日には河南東中で交付式などがある。
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