飲酒運転許さない　石巻市、管理職に研修　110人が参加

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　忘年会などで飲酒の機会が増える年末年始を控え、石巻市は２１日、管理職を対象にした飲酒運転根絶研修会を同市開成の市複合文化施設（マルホンまきあーとテラス）で開いた。石巻署の武内和也交通課長を講師に招き、飲酒運転を含む交通事故の防止へ気持ちを引き締めた。

　市の管理職１１０人が参加した。交通事故で子どもを亡くした被害者遺族や、飲酒運転で事故を起こした加害者の再現ドラマやインタビューを視聴した。

　武内課長は「人間にはミスがつきものだが、携帯電話を操作しながらの運転や飲酒運転は故意で事故ではない。起きてから後悔しても遅いことを部下や自身に言い聞かせて」と呼びかけた。体調に不安があったら運転しないこと、脇見や考え事をせず運転に集中することが大事だと強調した。

　参加した男性職員（５３）は「被害者の立場を考え、飲酒運転を含めた交通ルールを守っていかなければいけないと改めて思った」と語った。

　市は職員の飲酒運転による事故や検挙が相次いだことを受け、２０１５年から毎年この時期に研修会を行っている。