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石巻小の伝統を未来につなぐ 創立150周年、保護者らと祝う 6年有志作「記念歌」披露

 6月4日に創立150周年を迎えた石巻市石巻小(児童280人)は25日、学校体育館で記念式典を開いた。子どもたちが自分たちで考えたロゴや記念歌などを学校関係者や保護者の前で発表し、大きな節目を祝うとともに、伝統を守りながら新たな歴史をつくる決意を伝えた。

創立150周年を祝い鼓笛隊の演奏が披露された記念式典

 第1部では記念品贈呈があり、同小PTAが鼓笛隊の新しい衣装を寄贈。1950年代に児童が植樹したヒノキで丸太ベンチが作られたことも紹介された。

 石巻小の歴史をスライドで振り返った後、児童を代表して6年梅村萌愛さん(12)が「校訓五箇条などを心がけ、石巻小の伝統を未来につないでいきたい」と決意を述べた。新井雅行学校長は「石巻小で学んでいることに自信と誇りを持ち、力強く未来を切り開いてほしい」と呼びかけた。

 第2部では代表児童が記念のロゴと創作キャラクター、標語を発表。ロゴは「石小」の文字に加えて鹿の角をデザイン。キャラクターは伝承歌「だるま」から着想を得ただるま落としの絵柄で、パーツに校訓五箇条が書かれた。標語は「伝統ある 校訓五箇条 大切に」とした。

 5、6年生による鼓笛演奏のほか、150周年を記念した記念歌「笑顔とともに」が披露された。記念歌は6年生の有志6人で石巻小の歴史と未来をテーマに作詞・作曲され、参加児童が合唱。最後に児童らが校庭でバルーンを飛ばした。

 児童代表の言葉を発表した梅村さんは「歴史を振り返れるように頑張った。今まで通り変わらず伝統を継いでいけたら」と話した。

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