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ふるさと納税好調 石巻市、12月議会提出議案を発表 返礼品経費など補正案

 石巻市は7日の定例記者会見で、11日開会の市議会12月定例会に提出する25議案を発表した。15億4117万円を追加する2023年度一般会計補正予算案(累計793億5438万円)や、25年4月を予定する桃生地区3小学校の統合に伴う条例一部改正案などを提出する。

 補正予算では、ふるさと納税寄付額の増加に伴い、返礼品経費など事業費の増額に1億896万円を充てた。本年度の寄付額は11月末時点で約9億2200万円に達し、年間目標額の10億円を上回る見通し。

 斎藤正美市長は「より多くの人に寄付してもらい、石巻の返礼品の人気度を高めたい」と話した。

 市が開設を検討する日本語学校の設置判断を先送りしたことに関して、斎藤市長は県の財政支援の規模を見極める考えを強調した。

 日本語学校開設では、設置候補地に選んだ旧門脇中の改修費などに約1億円、教職員の人件費を含む運営費に年間約8300万円がかかると試算している。県は現状、支援の在り方を示していないという。

 斎藤市長は「県の姿勢が変わるのであれば突き進むが、市の負担だけでは厳しい」と述べた。市は25年4月の開校を目指す大崎市の状況を参考にし、開設の可否を判断する方針。

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