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色彩模様いしのまき <赤> 斜面染める晩秋の名残 零羊崎神社の落ち葉(石巻市湊)

積み重なった落ち葉で斜面が赤く染まったもみじの杜=1日

 木々を彩っていた葉が日に日に落ち、広い斜面を赤く覆った。紅葉の名所の一つ、石巻市湊牧山の零羊崎(ひつじさき)神社にある「もみじの杜(もり)」は毎秋、葉の色付きが進むにつれて表情を豊かに変える。

 もみじの杜は約60年前から整備され、自生種を含む100本以上が植えられている。毎年11月に入ると、青々としていた葉は黄色や赤に変化しグラデーションを描く。やがて全体が赤くなり、木に残る葉と落ち葉で杜を染めていく。

 神社によると、夏の猛暑に見舞われた今年は寒気が弱く、例年より紅葉が遅れた。落葉も10日ほど遅く、見頃は今月初めまで続いた。晩秋を飾ったモミジが役目を終えると、神社ではシキザクラやロウバイが盛期を迎える。

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