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いしのまき観光大使、新たに刺しゅう家・星野さん委嘱 作品寄贈など復興支援

観光大使に委嘱された星野さん(左)とお披露目された新作「未来の金華山」

 石巻市は13日、市のPRを担う「いしのまき観光大使」に、東日本大震災の復興支援を続けている刺しゅう家の星野真弓さん(51)=東京都=を委嘱した。

 星野さんは2012年、鎮魂の思いを込めた作品を市に寄贈。仮設住宅で定期的に刺しゅう教室を開くなど、心の復興を支援してきた。15年には一般社団法人「三月のひまわり」を設立し、命の大切さを伝える絵本の朗読会などを全国で開いている。今年11月には、チャリティーイベントでの作品の売上金5万円を市に寄付した。

 委嘱状交付式が市役所であり、斎藤正美市長は「石巻の魅力を幅広くPRしてほしい」とあいさつ。星野さんは「作品とともに世界中の皆さんに石巻の魅力を届けたい」と語った。

 星野さんは新作「未来の金華山~The Future of the Earth」もお披露目。同市鮎川浜の漁師の震災体験を題材にした絵本「トミジの海」に登場する金華山をモデルにした作品で、来年3月にパリで開かれる「世界芸術競技会」でレプリカを展示する。

 いしのまき観光大使はお笑いコンビ「サンドウィッチマン」や落語家の林家たい平さんらが務めており、星野さんが加わり1組と19人になった。

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