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水産業の担い手、船出 「みやぎ漁師カレッジ」 4人に修了証

尾形さんら研修生が修了証を受け取った

 水産業を担う若手世代の人材育成と定着を図る「みやぎ漁師カレッジ」(県、公益財団法人県水産振興協会主催)の長期研修閉講式が15日、石巻市あゆみ野5丁目の県石巻合同庁舎であった。

 9月から約4カ月間研修を受けた10~40代の4人が、県水産技術振興センターの浅野勝志所長から修了証を受け取った。研修者は県内の漁業に就業する。

 浅野所長は「海での業務だけでなく、陸上での準備や、付加価値を高める技術についても学んでもらった。宮城の水産を支える漁業従事者になることを願っている」と激励した。

 東松島市の尾形航希さん(22)は運送業から転職し、定置網漁を主に行っている実家に就業する。「複数の参加者がいるカレッジで学ぶことで、質問しやすさがあった。ロープワークや網の修繕がためになった。今後経験を積みながら技術を生かしていきたい」と話した。

 漁師カレッジの長期研修は2017年度に始まった。県の水産業に関する座学や資格取得を行った後、カキやホタテなどの養殖、刺し網漁業などの現場研修を実施している。

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