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児童21人、書きぞめにチャレンジ 講師が手を添え指導 石巻中央公民館

児童の筆に手を添えて教える講師(左)

 書に親しみ、文字への関心を高めてもらおうと、毎年恒例の書道教室「チャレンジ書きぞめ!」が23日、石巻市石巻中央公民館で開かれた。市内の小学生21人が毛筆と硬筆に分かれて参加。講師のアドバイスを生かしながら上達に励んだ。

 毛筆は「日光」「山上」などの二字熟語の課題に取り組んだ。石巻市在住で図南書道会(仙台市)に所属する2人の講師が指導し、児童の書く筆に手を添えて、力加減や書くスピードを細やかに伝授した。硬筆は短文に挑戦。市河南公民館の職員が、普段書く字と異なるポイントなどを教えた。

 毛筆で「日光」を練習した湊小4年の阿部希信(きしん)君(10)は「『光』の最後の一角を書くのが楽しい」と笑顔で話した。硬筆に挑戦した釜小2年の松川愛和(あいか)さん(7)は「少し難しいけど楽しい。きれいで、他の人に認められるような字が書きたい」と目標を語った。

 書道教室は石巻中央公民館の主催。書道が冬休みの課題でなくなってきている影響か、参加者が減少傾向にあるという。高橋伸明館長(58)は「少しでも字がうまくなるきっかけになればいい。伝統ある書道を感じ取って、書に対する興味を持ってほしい」と期待した。

 書道教室は同日午前に蛇田公民館でも開かれた。25日に渡波公民館と稲井公民館でも開催される予定だ。

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