色彩模様いしのまき <青>光の海、港町の冬照らす 海ぼたる(女川町)
青い光の粒が闇夜に漂う。海中で発光するウミホタルをイメージした幻想的なイルミネーションに、家族連れらが歓声を上げて見とれる。
女川町のJR女川駅前で開催されている「スターダスト・ページェント2023海ぼたる」。漁網などに取り付けた約5万5000個の発光ダイオード(LED)が広場に光の海をつくり出す。高さ約7メートルのツリーがムードを高める。
海ぼたるは1998年に町民有志が始めた。東日本大震災後も中止せずに続けてきたが、主催する制作委員会はメンバーの減少などを理由に解散することを決めた。港町の冬を彩ってきた風物詩も今回が見納めになるかもしれない。
点灯は来年1月5日まで。
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