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手がかりわずかでも 宮城海保、長面漁港で震災不明者捜索

行方不明者を捜索する海保の船

 宮城海上保安部は、石巻市尾崎の長面漁港東側走ケ崎(はしりがさき)付近の海域で、東日本大震災の行方不明者を潜水捜索した。

 19日の捜索には職員13人が参加。八戸海上保安部の巡視船「しもきた」の潜水士5人が海面に浮かべたブイを目印に、走ケ崎付近の約200メートル四方の海域を五つに分割して捜索した。

 石巻市内の行方不明者は9月30日の時点で417人。田中泰則警備救難課長(47)は「一人でも多くの行方不明者が帰ってこられるように、今後も実施していく」と話した。

 長面漁港付近の海域は10年以上捜索されていなかった。行方不明者の捜索は市の要請を受けて準備を始め、潜水士の安全を考慮し航空機レーザーで事前に海底を調査。この日の捜索では発見物はなかった。

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