石巻市議会12月定例会、閉会 追加含む25議案可決
石巻市議会12月定例会は26日、本会議を開いた。追加提出した14億2358万円を増額する2023年度一般会計補正予算案(累計805億9247万円)や人事院勧告に基づき市職員の給与などを引き上げる条例改正案など25議案を原案通り可決し、閉会した。
補正予算には、物価高騰に伴い低所得世帯に1世帯当たり7万円を支給する給付金事業費や3割増し地域食事券の発行事業費などを計上した。給付金は24年1月26日ごろの支給開始を見込む。
一般質問もあり、雄勝地区住民らが旧大須小に整備を求めている夜間離着陸可能なヘリポートについて質疑があった。斎藤正美市長は「来年度中の整備に向け全力で取り組む」と述べた。
後藤兼位、阿部久一の2氏が登壇した。
<市立病院、請求書兼領収書に誤り>
石巻市は26日、市立病院で5~12日、患者15人に対して誤った請求金額などを記載した診療費請求書兼領収書を交付したと発表した。会計システムの設定変更を行った委託業者が、プログラム設定を誤った。
市によると、健診料の自己負担金1万3000円を1万2999円と1円過少に請求したものが4件、請求金額は正しかったが内訳欄の金額を誤ったものが11件あった。市は対象者に謝罪し、過少請求した患者からは不足分の支払いを受け、全員に正しい領収書を交付した。
斎藤正美市長は市議会12月定例会の行政報告で「委託業者との連携や職員のチェック体制を強化し再発防止に努める」と陳謝した。
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