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漁村守る決意、力強く 「みやぎの海の子作文」に応募172点 入賞者24人を表彰

表彰を受ける入賞者たち

 県内の漁村地域の小中学生を対象にした「第39回みやぎの海の子作文」の入賞者表彰式が26日、石巻市千石町の石巻グランドホテルであった。

 県漁協女性部連絡協議会が主催し、海や漁業、密漁防止など五つの課題で作文を募集。1部(小学1~3年)26点、2部(同4~6年)51点、3部(中学生)95点の計172点の応募があり、24人が入賞した。

 表彰式には入賞者と保護者ら約80人が出席。協議会の三浦弘子会長は「漁業の手伝いを通して自分の将来を考える作品など、皆さんの思いが伝わる魅力的な作文だった。その気持ちを大切に家族とともに漁業を担ってほしい」とあいさつした。出席した入賞者にそれぞれ賞状と盾、記念品を贈った。

 県漁業協同組合長賞を受賞した石巻市大原小3年の横山結愛さん(8)の「おしかのゆたかな海」は、ワカメやカキの養殖をする家族と海を守っていく決意をつづった。横山さんは夏休みの課題として取り組み、祖母らに2日かけて取材し、仕事の内容などをまとめた。「(受賞できて)うれしい。海を守るにはごみのポイ捨てをなくすことが必要」と訴えた。

 県知事賞を受賞した作品の朗読もあり「きれいな海をまもるのは」と題し作文を書いた南三陸町名足小2年の高橋朱瀬里さんら3人が作品を発表した。

 石巻地方の受賞者は次の通り(敬称略)。

◇1部(小学1~3年)
▽県漁業共済組合長賞 
 鈴木奈々美(女川小3)
▽県JF共済推進本部会長賞 
 阿部眞秀(万石浦小3)
▽県漁業信用基金協会理事長賞 
 阿部壮馬(大原小3)

◇2部(小学4~6年)
▽県漁業共済組合長賞 
 渡辺羽海(寄磯小6)
▽農林中央金庫仙台支店長賞 
 村上太一(北上小6)

◇3部(中学生)
▽日本漁船保険組合県支所運営委員長賞 
 阿部蘭(万石浦中1)

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