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ミカンゲーム楽しむ 830キロ持参し、石巻で運動会 和歌山の青年団体が被災地支援

バランスを取りながら慎重にミカンを積む子どもたち。積んだミカンは持ち帰った

 東日本大震災の被災地支援を続ける和歌山市青年団体協議会は「みかん狩り大運動会」と題したイベントを29日、石巻市新館2丁目の重吉神社で開いた。

 同協議会は2011年から特産の「有田みかん」を石巻市に届けてきた。12回目となったイベントには、同協議会メンバー4人がミカン830キロを持参した。

 地区の子どもからお年寄りまで約80人が参加。ミカンを高く積み上げたり、お玉やゴムベラで運んだりするゲームを楽しんだ。使ったミカンは参加者に配られた。

 パンダ繁殖地として知られる「アドベンチャーワールド」(和歌山県白浜町)にちなみ、パンダの着ぐるみが登場。参加者はパンダの帽子をかぶりながらゲームに挑んだ。

 姉妹で参加した釜小4年の山下ももかさん(10)は「毎日食べるほどミカンが好き。18個もらった」と話した。妹で石巻たから保育園年長のさくらちゃん(6)は「お玉で運ぶのが楽しかった」と笑顔だった。

 同協議会の高垣晴夫会長(61)は「運動会で人と人のつながりを強め、ビタミンCがたっぷり入ったミカン食べて、健康に過ごしてほしい」と話した。

 同協議会は仙台市や名取市、福島県にも計1.2トンのミカンを届けた。

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