(784)新年や日向の平ら踏みしめて/河内静魚(1950年~)
新しい年です。自然界は昨日の続きかもしれませんが、暦の中や人の文化の中に、改まる思いが溢(あふ)れています。降った雪も溶けてしまうような日向(ひなた)の、平らな地面を踏むという何げない動作ですが、それすらも寿(ことほ)ぎの気持ちを伴っています。冬の清涼な空気の中に立てば、日に温められた地の和らぎが…
関連リンク
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「秀句の泉」は、俳句の魅力を伝えます。執筆は俳人の永瀬十悟さん(福島県須賀川市)、浅川芳直さん(宮城県名取市)、及川真梨子さん(岩手県奥州市)の3人。古典的な名句から現代俳句まで幅広く取り上げ、句の鑑賞や季語について解説します。