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抹茶に心和ます 石巻裏千家、4年ぶり新春茶会

会員(右)が参加者一人一人に茶を手渡した

 茶道裏千家石巻会は7日、第17回新春茶会を石巻市千石町の石巻グランドホテルのロビーで開いた。愛好家らが訪れ、新春の一服を楽しんだ。

 会員約25人が協力し、今年の干支(えと)である竜が描かれた道具を使いお点前を披露。参加者らは、笠屋菓子店(同市中央1丁目)のえくぼまんじゅうと合わせ、まろやかで深い味わいの抹茶に心を和ませた。会場には、松の色のように変わらない心で接することを意味する「松無古今色」の短冊が飾られた。

 初めて参加したという東松島市赤井の会社員熊谷一美さん(53)は「新年にしゃきっとした場所で、新鮮な気持ちで(お茶を)頂いた。おいしかった」と頬を緩ませた。

 新型コロナウイルス禍の影響で、新春茶会の開催は4年ぶり。大嶋宗洋会長は「ゆっくり一服し、今年1年無事であることを祈りながら頂いてもらえれば」と語った。

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