(788)練習のやうに暮して初笑/河内静魚(1950年~)
病気やけがからのリハビリ期間だろうか。日常生活に戻るために、朝起きて夜寝るまで、一日一日が「練習」のような暮らしなのだろう。季語の「初笑」は、年が明けて初めて笑うこと。正月、練習のような日々の緊張がほぐれて、ようやく笑えたのかもしれない。または、作者はなかなか笑うこともできないような、つらい状況に…
関連リンク
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「秀句の泉」は、俳句の魅力を伝えます。執筆は俳人の永瀬十悟さん(福島県須賀川市)、浅川芳直さん(宮城県名取市)、及川真梨子さん(岩手県奥州市)の3人。古典的な名句から現代俳句まで幅広く取り上げ、句の鑑賞や季語について解説します。