閉じる

(789)窓越しの顔を過ぎたる冬銀河/坂本佳樹(2005年~)

 物語が展開しそうな場面である。乗り物に乗っている。電車か、バスか。自家用車でもいいが、すれ違う車窓の向こうに、顔。相手と一瞬、目が合う。「知人同士で、ちょっと想(おも)いを寄せているような人かな」と読むなら恋の物語。私はSF派。「見知らぬ人の顔がやけに印象に残って、それから……」。空には冬銀河。時…

関連リンク

秀句の泉

 「秀句の泉」は、俳句の魅力を伝えます。執筆は俳人の永瀬十悟さん(福島県須賀川市)、浅川芳直さん(宮城県名取市)、及川真梨子さん(岩手県奥州市)の3人。古典的な名句から現代俳句まで幅広く取り上げ、句の鑑賞や季語について解説します。

ライブカメラ