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辰年の飛躍誓う 年男・年女アスリート(中) サッカー コバルトーレ女川

DF平木慎二選手(23)

FCガンジュ岩手との試合に出場した平木選手=2023年6月18日、盛岡市                        (コバルトーレ女川提供)

 宮崎産業経営大4年のころ、インカレに出場し2回戦に進出した。コバルトーレ女川には2022年に加入し、2シーズン目を終えた。昨年は出場機会が少なかったが、強みであるクロスの精度を上げつつ、戦術を取り込み反映していく努力を続けてきた。

 チームの全体練習の後、FWの自主練習に積極的に参加。練習中クロスを何本上げられるか、上げられる展開にどう持って行けるかなどを考えながら取り組んできた。

 印象に残っているのは今季の東北社会人サッカーリーグ1部第6節で、FCガンジュ岩手との試合だ。後半20分から出場し、クロスを2、3本いい形で上げられた。「やっとスタートが切れたという印象だった。武器により磨きをかけて活躍していきたい」と先を見据える。

 「クロスやアシストの場面を増やし、積極的にアピールする。東北リーグ王座を必ず奪還しなければならない」と日本フットボールリーグ(JFL)昇格へ向けて意気込む。

 普段は石巻市の農業法人「ソーシオ」に勤める。「北限のオリーブ」や米などを栽培している法人で、実家でも牛の畜産や米などの農業をしているため知識や経験はあった。

 「徐々に仕事とのバランスを取りつつ、サッカーにも打ち込める感覚ができてきた。宮崎出身なので1年目は寒さに慣れるのが大変だったが、自然が身近にあり地元と近い雰囲気で、住みやすく感じる」と笑顔で話した。

 2000年2月生まれ、宮崎市出身。172センチ、60キロ。宮崎日本大高-宮崎産業経営大。

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