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「能登、民間の支援必要」 有志チーム、現地で炊き出し 東松島市に状況報告

食材などを持ち込み、避難所で炊き出しを行った=4日、能登町(キボッチャチーム提供)

 能登半島地震を受けて3日に石川県に入り、被災地支援に当たっている石巻圏域などの有志による任意団体「宮城災害支援KIBOTCHA(キボッチャ)チーム」のメンバーが11日、東松島市役所を訪れ、現地の状況を報告した。

 チームは1日の地震発生を受け、2日に発足。代表には同市野蒜の防災体験型宿泊施設キボッチャを運営する貴凛庁の三井紀代子代表取締役(51)が就いた。

 交流サイト(SNS)での呼びかけで集まった支援物資を運搬し4日、避難所となっている能登町能都中で350食分の炊き出しを実施した。現在も町役場から要請を受け、炊き出し支援を続けている。

 三井代表は地震発生当時に滞在していた埼玉県から3日夜に現地入りし、9日に東松島市へ戻った。「現地は動きやすい民間の支援が必要な状態で、まだ初動の段階」と現状を説明。「東日本大震災の経験がある市職員らの派遣があれば被災者も安心できる」と述べた。

 渥美巌市長は「支援はできる人が先行してやらなければならない。宮城県にはよりスピード感を持って対応してもらい、市としても支援したい」と話し、チームにマスクや炊き出し道具の追加支援を申し出た。

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