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サウンドの一体感、聴衆を魅了 石巻好文館高吹奏楽部がウインターコンサート

華々しいパフォーマンスを見せた石巻好文館高吹奏楽部

 石巻好文館高吹奏楽部の「第10回ウインターコンサート」が8日、石巻市北村の市遊楽館であった。約400人が来場して会場のホールは満席になり、部員たちの豊かな演奏に心を躍らせた。

 コンサートは2部構成で、第1部は管打六重奏や金管八重奏などのアンサンブルを披露した。第2部では「空も飛べるはず」「さくらのうた」などなじみのある曲を中心に奏でた。技巧的でダイナミックな演奏に観客は息をのんで耳を傾けた。司会を務めた部員の軽快なトークも来場者を楽しませた。

 自身も吹奏楽部でサックスを演奏しているという石巻西高1年の上村美優さん(16)は「パートだけでなく全体がまとまって聞こえて、一曲一曲世界観をつくっている。さすがとしか言い様がない」と感激していた。

 石巻好文館高吹奏楽部は、新型コロナウイルス禍の影響で部員数が減少しながらも、本年度の全日本吹奏楽コンクール東北大会に初出場し、金賞を受賞。新年度の全国総合文化祭の県代表にも選ばれている。

 千葉杏奈部長(17)は「半年間の集大成だった。たくさんの人が聴きに来てくれる部になってよかった。県代表として良い演奏をできるように、みんなで練習を頑張りたい」と語った。

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