(792)左義長のやつつけ積みやいざ焚かん/小澤實(1956年~)
「左義長」。どんと祭のことである。門松やらお札やらをお焚(た)き上げする。歳神(としがみ)様はその煙に乗って天に帰って行くとされる。そのお焚き上げされるさまざまなアイテムが、美しさのかけらもなく(言葉は悪いがゴミのように)積まれているのを見て「さあ、いざ焚かん」。ワクワクしちゃっている。何だか火遊…
関連リンク
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- ・(787)父はまた雪より早く出で立ちぬ/三橋敏雄(1920~2001年)
「秀句の泉」は、俳句の魅力を伝えます。執筆は俳人の永瀬十悟さん(福島県須賀川市)、浅川芳直さん(宮城県名取市)、及川真梨子さん(岩手県奥州市)の3人。古典的な名句から現代俳句まで幅広く取り上げ、句の鑑賞や季語について解説します。