(794)日没はいづこの日の出かいつぶり/南十二国(1980年~)
冬の夕暮れ時、沼のほとりに佇(たたず)んでいると、かいつぶりが1羽水中に潜った。かいつぶりは水中でどんな景色を見ているのだろうか。もしや地球の裏側の世界か。地球上では、こちらの日没はどこかの日の出。自分の一日の終わりは誰かの一日の始まりになる。そう考えると、切れ間のない営みのバトンリレーをしている…
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