交通事故のない一年に 石巻地方で祈願祭 安全な地域実現へ
石巻地区交通安全協会石巻支部
石巻地区交通安全協会石巻支部は11日、毎年恒例の交通安全祈願祭を石巻市清水町2丁目の湯殿山神社で行った。
支部の会員と石巻署交通課の署員計約30人が出席。神事をして事故のない1年になるよう祈願した。門脇政喜支部長(73)と交通課の佐々木憲男警部補が代表して玉串をささげた。
昨年の同署管内の人身事故は235件(前年比3件増)。死亡者は3人(3人減)と減少したものの、重傷者は43人(16人増)と大幅に増えている。
門脇支部長は「飲酒運転を撲滅しなければいけない。死亡事故をゼロにしたい」と抱負を語り、全員で安全なまちづくりへの決意を新たにした。
石巻・河北地区
石巻市河北地区の交通安全祈願祭が12日、同市相野谷の亀ケ森八幡神社であった。地区の交通安全協会や安全運転管理者会など関係団体から約30人が出席し、今年1年の無事故を祈った。
神事で交通死亡事故が起きない安全な地域の実現を祈願した。協会の伊藤博副会長(67)は「地域から交通事故がなくなるようご協力を」とあいさつした。
河北署管内では昨年、交通死亡事故は発生しなかったが、県内では前年より10人多い47人が亡くなった。
河北署の山田正弘署長は「事故の半数は正面衝突などの車線はみ出しで、死者の4割が高齢者だ。関係機関と連携し、事故抑止に努めていきたい」と述べた。
関連リンク
- ・震災復興から途上国支援へ 坂本さん夫婦、海外協力隊員に 女川で出会い結婚
- ・ホヤに合うビール開発へ 刺し身と共に3種試飲 意見反映、今春発売へ
- ・最低気温、石巻で-6.0度 今季一番の冷え込み 石巻署管内でスリップ事故相次ぐ
- ・能登半島地震 石巻市が情報共有会議 被災3市町のふるさと納税、代理受け付け状況確認
- ・発掘!古代いしのまき 考古学で読み解く牡鹿地方 > 著者・佐藤敏幸さんに聞く(下)