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演劇未経験者ら向けワークショップ、関心呼ぶ 石巻・シアターキネマティカ

演劇要素を取り入れたゲームを楽しむ。左端はコーディネーターの矢口さん=10日、シアターキネマティカ

 シアターキネマティカ(石巻市中央1丁目)企画の「心 からだ うごかす」演劇ワークショップが昨年12月に開講して以来、市民の関心を呼んでいる。10日にあった3回目のワークショップでは参加者が表現・伝達方法などをゲーム感覚で学んだ。

 東日本大震災後、芝居で面白い街にしようと県内外から演劇人たちが訪れるようになった石巻市で、未経験者や初心者向けの演劇ワークショップ開催はキネマティカにとって一つの目標だった。集まったのは小学生から70代までの老若男女10人余。

 10日は目線だけで相手に伝えるシアターゲームをしたり、何を表現しているポーズかを当てるゲームをしたりと、演劇要素を取り入れたワークショップを楽しんだ。

 参加者の一人、建築設計士の大林政夫さん(66)=同市大手町=は「自己表現力を養ったり、世代を超えて仲間をつくったりできるのがいい」と話す。

 キネマティカを運営し、コーディネーターを務める矢口龍太さん(40)は「初の試みだが、参加者自身が楽しみ、交流を深め合っている。今後も演劇に親しむ市民が増えるような企画で石巻地方の演劇文化のすそ野を広げたい」と語った。

 第4回は2月14日。最後となる第5回は3月9日で参加者のみの発表会を予定している。

 連絡先は0225(98)4765=水・金・土・日曜午前11時~午後5時=、メールはkinema@r-ishinomaki.net

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