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小学生が英検チャレンジ 70人、合格目指し最後の勉強会 東松島市が検定料補助

英検4級合格に向け追い込みの勉強する児童=13日、東松島市役所

 実用英語技能検定(英検)で、中学1、2年生修了に相当する5級と4級に合格しようと、東松島市の小学生70人が勉強に取り組んでいる。同市が2022年度から実施している「小学生英語検定チャレンジ事業」の一環。

 事業では小学生は英検の検定料を全額補助されるほか、事前勉強会に参加できる。昨年は5級に65人が挑み、53人が合格した。

 本年度は新たに4級まで対象を拡大し、昨年9月から勉強会を計5回開催。今月20日の検定に向けて、13日には最後の勉強会が市役所で開かれた。講師は元石巻市飯野川中校長の山田晴彦さんが務めている。

 4級向けの勉強会には、昨年5級に合格した児童を中心に、3~6年生約20人が参加。山田さんが作ったテキストを解きながら、発音も練習。英会話の時間もあり、楽しみながら英語の知識を深めている。

 矢本東小5年の皆川結さん(10)と小笠原芹夏さん(11)は、昨年5級に合格した。皆川さんは「分からない部分も丁寧に教えてもらえて、友達と一緒に勉強できるので頑張れる。4級も合格を目指す」、小笠原さんは「前回、初めて資格を取れてうれしかった。アニメの例えなどを入れながら授業してくれるので、とても分かりやすい」と感想を話した。

 講師の山田さんは「5級に合格できた児童が多く驚いている。4級に挑戦する子どもたちも一生懸命勉強している」と期待した。

 市教育総務課によると、小学生英語検定チャレンジ事業は新年度も実施する予定。

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